甘い香りの菊

10月、日本各地で菊の展示会や菊人形が話題となります。
菊の香りは独特ですね。花粉臭いというかカンファーのような強い香りがします。
野生種から大輪の花までにおいも品種によって様々です。

そんな中、青リンゴのような甘い香りのする菊があるのを皆さんご存知ですか?

昨年中部電力が広島大学と開発したその名も「アロマム」

愛知県は全国一のキクの生産地で、その約半分は夜間に電気を付ける電照栽培です。
アロマムは、中部電力が愛知県で盛んな菊栽培を支援するため、
9年がかりで開発された甘い香りが特徴の菊です。
梅の甘酸っぱい香りやヒヤシンスの香りなどと同じ成分が、約1割~4割を占めているそうです。
是非一度香りを嗅いでみたいですね。

菊はその昔、中国から薬用としても伝わりました。
頭痛、眼病、高血圧などに有効とされ、防虫菊は蚊の退治に使用されます。

アロマムにも、シックハウス症候群の原因物質であるホルムアルデヒドを浄化したり、大気汚染の原因となる二酸化窒素を吸収する能力があるそうです。
最近の調査では、香りに集中力を高める効果もあるとか...

花は見ているだけで和みます。
香りも一緒に楽しめるなんて素敵ですね! 

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