ビルロビーのにおい。消臭剤でしっかり消臭+αでイメージアップ!
ビルやマンションの入口、エントランスやロビーはその建物の第一印象を決める顔ともいえる場所です。
キレイに掃除されていて、素敵なインテリアでおしゃれな空間にしていても、もしアレ?と思うにおいを感じてしまったら・・・。一瞬にして印象が変わってしまいます。
消臭剤や芳香剤を置くにしても、広い空間だしどこにどうやって設置すればいいのか・・・そもそも臭いの原因はなんなのか。色々悩むところですよね。
【ロビーが快適だと会話も弾む!?】
今回はそんなロビーのにおいの解決ヒントになる情報をご紹介します!
見た目もにおいも心地よいビルロビーにして、素敵な印象のビルになりますように。
ビルロビーはどんな場所?
そもそもビルロビーとはどの場所のことを指すのかご存じですか?玄関、エントランス、ロビー、ラウンジ・・・同じような言葉が色々ありわかりにくいですよね。
そこでまずはそれぞれの言葉が指す場所についてご紹介します。
玄関・エントランス
玄関もエントランスもどちらも「建物の入口」を指します。一般的には戸建て住宅のような小さい空間を「玄関」、大きなビルやマンションの入口は「エントランス」ということが多く、エントランスには入口だけでなく入口付近のホール(エントランスホール)なども含めて指すことが多くあります。
ロビー
ロビーはビルの入口を入ってすぐの休憩所のような場所を指します。基本的には「エントランスホール」と同じ場所になります。
受付が見える、休憩ができる場所や廊下も兼ねる広間をロビーといい、机や椅子があり少しゆっくりできる場所になります。
ラウンジ
大きな意味ではロビーと同じですが、ラウンジになるとロビーよりもさらにゆっくりと時間を過ごせるように設計されている場所を指します。ホテルなどではカフェやバーが併設されている空間がラウンジになります。
ビルロビーで感じるにおいとは?
ビルやマンション、ホテルのロビー、エントランスホールは、建物の第一印象を決める大事な場所です。
しかし何とも言えないにおいが漂っていたり、強い香りの芳香剤で気分が悪くなった、なんて声もしばしば耳にします。なぜビルロビーでにおいが発生するのでしょうか。においの発生源について調べてみましょう。
多くの人が集まるにおい
ビルロビーは建物の入口にあるので、当然多くの人が集まる場所になります。人が集まれば当然人の数だけにおいも集まります。服についた食べ物のにおい、化粧品や香水、柔軟剤の香り、汗のにおいや体臭などにおいの種類も様々です。
1人1人はそれほど強いにおいでなくても、多くの人が集まることによってなんとも言えないにおいが溜まってしまうことも考えられます。
外から入ってくるにおい
ビルロビーやエントランスは外と直結しているため外気を取り入れやすくなります。道路に漂う車の排気ガスのにおいや近隣の飲食店のにおい、状況によっては下水のにおいが入ってきてしまうなんてこともあります。
そういった様々なにおいが混在し溜まることによってビルロビーやエントランスのにおいが気になってしまうこともあります。
空調からのにおい
空調機のメンテナンスをあまり行っていない場合、空調設備内部にホコリやカビが付着してしまいにおいの発生源になってしまうことがあります。
また設備によっては外気を取り入れるタイプもあるので、外のにおいがそのままダイレクトにビルロビーやエントランスに入ってくることもあります。
ビルロビーのにおい改善方法は?
ビルロビーやエントランスでにおいを感じてしまう原因は色々ありました。そこで原因別ににおいの改善方法をご紹介します。
ビルの掃除・メンテナンス
まずはにおいの原因を取り除くことが最も重要です。床や壁にホコリが溜まっていると、ホコリがにおいを吸着してしまい更ににおいが溜まっていくという悪循環に陥ることも。
ビルによってはビルロビーにソファや机が置いてあることもあると思いますが、食べ物のカスやこぼれた飲み物が放置されているとにおいの発生源となってしまいます。
また入口の扉は多くの人が触るため、雑菌や皮脂汚れ付着してにおいの発生が起こることもあります。
【ロビーのソファが臭いの原因かも】
空調機の清掃
空調機の吸込口吹出口はホコリが溜まりやすい場所です。こまめに汚れを拭き取りましょう。フィルターの汚れも気になるところ。目詰まりしてしまうと運転効率の低下にも繋がります。
また空調機内部もカビが発生しやすくホコリが溜まりやすいところです。業務用の空調機のメンテナンスは基本的にはプロにお願いしたほうがよいですが、吹出口のホコリの拭き取りや、簡単なものであればフィルター清掃は誰でもできるものもあります。定期的にメンテナンスが必要です。
風除室の活用
風除室と聞くとあまりなじみのない方もいらっしゃるかもしれませんが、ほとんどの方が日常的に目にしている空間です。
スーパーや商業施設に行くと入口の店舗の間に自動ドアで仕切られたちょっとした空間がありますよね。スーパーだとカートやカゴが置かれていることが多い空間です。最近では手指の消毒液が置かれていることが多いですね。その場所こそまさに風除室です。
風除室の役割は建物の中にダイレクトに外気が流入することを防いだり、風の吹き付けを緩和する目的で設置されます。つまり外からビルロビーやエントランスホールに流入するにおいを風除室が一旦シャットアウトする、という役割を果たしてくれます。
消臭剤の活用
こまめに掃除をしても、なかなか消えないところがにおい対策の難しいところ。そんな時こそ消臭剤の出番です!
消臭剤はにおいの原因別にセレクトすることをおすすめします。
例えば外から入ってくる下水臭が壁紙などにしみついた場合は下水臭に特化した消臭剤を、ビルロビーで床やソファに飲食物がこぼれてにおいがついてしまった場合は食べ物のにおいに合った消臭剤を選ぶとよいでしょう。
ビルロビーは多くの人が集まる場所なので、あまり強い香りのする消臭剤を使用することは避けたほうがよいでしょう。
また、家庭用の消臭剤だとなかなか広いエリアに対応することが難しい場合がありますので、広い空間の消臭には業務用の消臭剤を使用されることをおすすめします。
+αで香りを
ビルロビーやエントランスはその建物の顔。第一印象は良くしておきたいですよね。
メンテナンスや消臭剤を使って気になるにおいを消臭することはとても大切ですが、+αでさらにイメージアップしてみませんか?
ビルロビーやエントランスで心地よい香りを発散する「香り演出」は、ビル全体の印象をぐっと高めてくれます。
香りを発散することで空間を快い印象に変える効果も期待できます。
空調を利用した「香りの演出」
空調機の中に香りの元を入れて、空調の風とともに香りを漂わせる「香り空調」をご存じですか?この方法でしたら、空調機が稼働しているときだけ香りが出るので無駄がなく、そして空調の空気の流れを利用して香りを空間内に広げるため、新たに香り演出用のファンを導入する必要がありません。
そして一番の利点は「外から見えないこと」。空調機の中に香り演出用の機器を組み込むため、ビルロビーやエントランスからは機器が一切見えません。なんだかわからないけれど良い香りがする、というさりげない演出が可能になります。
エリアごと香りの変化を付けるのも簡単
ビルロビーやエントランスといってもエリアによって最適な香りが異なることもあると思います。
例えば玄関から入ってすぐの場所は、ビル全体のイメージに合わせた香りや季節の花の香りを演出するとイメージアップが期待できます。
空気が溜まりやすい風除室には、少し爽やかな香りがおすすめ。
ゆったりとくつろぎたいビルロビーではリラックスアロマがよいでしょう。
弊社では、スポット演出しやすい小型の機種から、空調の吹出口にぶら下げるだけの簡易的な製品など、エリア別に香りを取り入れやすい香り発散器をご用意しております。
さいごに
ビルロビーは建物の第一印象となる場所でもありますし、ゆったりとリラックスできるエリアでもあります。
掃除と消臭剤でしっかりと臭い対策し、+αで香り演出を取り入れる。心地よい素敵な空間にするために、目に見えない「におい」にも気を使っていきたいものです。
(更新日:2022年12月20日)