『 アクリル加工工場の排気臭対策』においのブログ

日本デオドール株式会社
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アクリル加工工場の排気臭対策

東京都内のアクリル加工工場。工場では、アクリル製キーホルダーなどの製品を製作しており、加工機から発生する「プラスチックが焦げたようなにおい」が排気とともに屋外へ拡散し、近隣から指摘を受けていました。

「近隣の方々に不快な思いをさせないよう対策したい」とご相談をいただき、現状を確認し対策をご提案。

脱臭設備だけでなく、排気口の位置や近隣への説明にも配慮することで、周辺への影響を抑えた事例です。

設置機種

中和消臭器 DMD-02ATⅡ 2台

※初回導入後、加工機の増設に伴い2台目を追加導入

中和消臭器DMDシリーズはこちら >

  • アクリル加工工場の狭小スペースに設置した中和消臭器
    最初に設置した中和消臭器
  • アクリル加工工場に追加した中和消臭器
    追加した中和消臭器

対策ポイント

1.後付けが簡単な中和消臭器を採用

アクリル加工機から発生するにおいは、排気ダクトを通じて屋外へ排出されていました。

排気臭対策には、においを含む空気をフィルターへ通す方法もありますが、フィルターによる通気抵抗や、使用に伴う目詰まりを考慮する必要があります。

今回は、気体状にした消臭剤を排気ダクト内へ注入し、アクリル加工臭と反応させる中和消臭方式を採用しました。

排気ファンの手前となる負圧側のダクトに、直径約2cmの注入口を設けて消臭剤を送り込みます。圧力損失がほとんどないため、既存の排気設備への負荷を心配する必要がありません。

  • 排気ダクトに消臭剤を挿入
    1台目の接続方法
  • 排気ファンの手前に消臭剤を挿入
    2台目の接続方法

2.排気口の向きも変更

脱臭装置の設置だけでなく、ダクト延長工事も工場側で実施しました。工事費はかかりますが、排気口を民家から離れた方向へ変更することで臭気が届きにくくなります。

延長した排気ダクト
排気口の位置を変更したダクト

3.実施した対策を近隣の方へ説明

事業主様は、消臭器の導入や排気口の変更など、工場で実施したにおい対策について、近隣の方々へ丁寧に説明されました。

工場の臭気対策では、設備によってにおいを抑えるだけでなく、近隣の方へ対応状況を伝え、理解を得ることも大切です。

対策後の様子

排気口から少し離れた場所で、においが大幅に緩和

試運転時に臭気の状態を確認したところ、排気口のすぐ近くではアクリル加工臭と消臭剤のにおいが若干感じられましたが、排気口から少し離れた場所では、においが大幅に緩和されていることが確認できました。

また、消臭器の設置とあわせて、事業主様が近隣の方々へ対策を説明されたこともあり、近隣からの指摘は収まり、操業を継続されています。

加工機の増設に伴い、2台目を追加導入

初回の導入から約半年後、1階フロアにアクリル加工機を1台増設することになり、新しい排気系統にも同じ中和消臭器「DMD-02ATⅡ」を追加導入いただきました。

1階と2階、それぞれの加工機から発生する臭気を改善しています。

担当者コメント

アクリル樹脂の切削・レーザー加工時に発生するにおいは、風向きや周辺建物との位置関係によっては、近隣まで届くことがあります。

工場の排気臭対策では、対象となるにおいと排気条件に適した脱臭装置を選定するだけでなく、排気口の位置や向きにも配慮することが重要ですが、何よりも今回の事業主様のように、近隣への心配りが一番大切なのではないかと思いました。

日時:2020年12月11日
(更新日:2026年9月 1日)
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