塗装工程の臭気対策に、中間ダクト型の活性炭フィルターを採用

日本デオドール株式会社
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吸着脱臭フィルターによる塗装臭の臭い対策

プラスチック製造工場の塗装臭

プラスチック製造工場の塗装臭対策に設置した脱臭フィルター1

導入の経緯

プラスチック製品を製造する某メーカー様。新たに新工場を立ち上げることになり、塗装工程で排気される有機溶剤臭の対策が課題となっていました。

臭気を外部に漏らさない対策としてダクト延長も考えていましたが、お客様からは「ダクトを屋上まで伸ばすのはスペースもコストもかかる。できれば排気途中で臭気を処理したい」というご相談をいただきました。

周辺状況

工場の建設予定地は工業地域と準工業地域の境界付近で、比較的臭気に寛容な地域ではありましたが、約200m先には住居地域があり、においの苦情リスクは無視できない状況でした。そのため、より確実で効果的な脱臭対策が必要とされていました。

工場周辺のイメージ

デオドールが選ばれた理由

当初、排気を1ヶ所に集約し、大型の脱臭装置で処理する案も検討されていました。しかし、排気設備の構造やコスト、メンテナンス性を総合的に考慮した結果、排気ラインごとに脱臭フィルターを設置する方針となりました。

そこで選ばれたのが、排気ダクトの途中にそのまま組み込める脱臭フィルター「KCFシリーズ」でした。電源不要でメンテナンスも容易な点が評価され、採用に至りました。

導入した脱臭装置

今回導入されたのは、有機溶剤臭に強い活性炭を充填したKCF-10FL。排気系統ごとの処理風量に合わせて機種選定しています。両側相フランジ付のためダクト中間に違和感なく設置できます。

新設工場であったため、排気ダクト設計段階からKCFの寸法・設置スペースを考慮できたことが、「ぴったり収まるスマート設置」につながりました。

脱臭器

吸着脱臭フィルター KCF-10FL

サイズ:695×690×540H(mm)
ダクト中間に設置、両側相フランジ付、電源不要

脱臭後の様子

脱臭装置を導入後、排気口付近での有機溶剤臭は大幅に低減され、周辺への臭気拡散も見られず、住宅地域からの苦情もなく運用されています。

定期的な吸着剤の交換のみで済むため、ランニングコストも抑えられ、「最小限の設備で、最大限の効果を得られる」脱臭法となっています。

KCFはこんな現場におすすめ

  • 新設工場で塗装や有機溶剤臭の対策を計画中
  • 工事の段階から設備に脱臭フィルターを組み込みたい
  • 局所排気でスマートに脱臭したい

こちらの事例では、新設工場の塗装臭対策におすすめの脱臭装置・KCFシリーズをご紹介しました。とは言え、既に稼働中の工場なのでダクト途中に導入するのが難しい、そもそも排気ダクトがない、といった現場もあるかと思います。

そんな場合もご安心ください。脱臭フィルター以外にも塗装臭に有効な脱臭装置がございます。ぜひ一度ご相談ください。

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