対象臭気
堆肥と焼酎粕を発酵させた時の臭い
現場状況
堆肥と液状の焼酎粕を混合、発酵させ容積を減らすプラント。建物面積は約200平方メートル、高さ5メートル。
対策方法
実験用施設で原臭のデータがないため、サンプルの堆肥と焼酎粕を社内で発酵させ臭気を発生させました。活性炭による吸着方式も検討しましたが、消臭効果とコスト面などから中和消臭による業務用消臭器を採用しました。消臭器は施設内に設置し、消臭剤はシャッター上方と、施設内の換気扇(建物横)から放出するよう配管しています。
シャッター上方から消臭剤を吹き出すことで、入り口に消臭剤のエアーカーテンができ、臭いが外に漏れるのを防ぐことが出来ます。

消臭器から塩ビ管で二系統配管し、一つはシャッター上方、一つは換気扇に配管しています。
消臭器は通常ファンが一つですが、系統ごと制御できるよう今回は二つ内蔵しています。(運転スイッチも二つ着いています。)
使用機種
- 消臭器
- 中和消臭器 VFD-SRXタイプ
- 消臭剤
- ビーズタイプ ストロングブレンド
対策後の様子
実験施設の実際の臭気指数は、敷地境界で25(アンモニア濃度4.7ppm検出)とあまり高くなく、今回の消臭器で十分対応できる臭いでした。施設の出入口が全面シャッターのため、臭気の漏れが心配な施設でしたが、中和消臭器を使用することで、コストをあまりかけずに効率よく消臭できたようです。
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