脱臭装置を排気ダクトのどの部分に設置したのか?
工場内に消臭器本体を設置し、えび乾燥機の排気ダクトに消臭剤を配管で挿入しました。ダクトの正圧側となるので、チャンバーを設けニオイとの接触率を上げています。
【えび乾燥機に接続した中和消臭器】
【消臭効果を上げるチャンバー】
脱臭装置はどれを排気ダクトに設置したのか?
今回は排気ダクトへ消臭剤を強制的に送り込む必要があったため、ファン付の中和消臭器としました。
えび食品加工工場の排気ダクトに脱臭装置を設置した流れ
老舗のえびせんべい製造工場様。新たに海老の乾燥機を導入することになり、近隣へのにおい対策として脱臭装置の設置を検討されていました。
ご相談を受け現地で臭気を確認したところ、臭気強度で4(強いにおい)程度であることが分かりました。乾燥機から発生するにおいは温度も高めなため、脱臭フィルターなどの脱臭装置は適しません。
【6段階臭気強度表示】
そこで、後付け設置も簡単で、ダクト挿入時の温度が400℃まで対応可能な植物精油消臭剤による中和消臭器を導入することになりました。
脱臭装置を食品加工工場に入れる際の注意点
食品加工工場では、大量の食材を濃縮して扱うこともあるため調理のにおいが強くなりがちです。
特に今回問題となった「えび」などの水産加工品や、ニンニク・ネギ、カレーなどのスパイス、コーヒーやゴマの焙煎、洋酒やバターを使う焼き菓子工程では、一般的な飲食店の臭気濃度が数1,000という値なのに対し、数10万~数100万といった数値になることもあります。
高濃度大容量の臭気に適している脱臭装置と言えば、燃焼式脱臭装置や洗浄式脱臭装置、セラミック式脱臭フィルターなどが上げられますが、いずれも装置が大掛かりになり重量もあります。
場合によっては廃水処理も必要となりますので、工場の設計段階から計画的に選定する必要があります。
デオドールの中和消臭器は、他の脱臭装置に比べるとかなり小さなサイズですので、既存工場にも後付け設置しやすい脱臭装置です。
また、臭気濃度が数10万~数100万もする高濃度臭気の場合は、一つの脱臭装置で落とせる臭気に限界があります。第2,第3の、そして仕上げの脱臭装置としても中和消臭器はおすすめです。
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