緊急事態宣言が解除され、徐々に、徐々に社会の動きも戻ってきつつありますが、今まで通りの流れとはいかず、慣れるまで少し時間が掛かるように思います。
それでも新たな施設は建設されていて、弊社の中和消臭器も保育園の厨房排気対策として採用されました。今月の開園に向けて取扱説明会へ行ってきたところです。
【保育園の厨房に設置された中和消臭器】
昨今は、駅前の複合施設内に保育園が併設されることも増えています。駅前という立地は、働く親御さんがお子さんを登園させるのに便利な反面、他の建物へニオイが届きやすい可能性があります。特に上層階が住宅の場合には、住民からの苦情につながってしまうことも考えられ、迷惑をかけないような臭気対策が必要となってきます。
厨房排気をはじめ様々なニオイの改善を数十年やらせてもらっていますが、説明会へ伺うと工事を行ってくれた会社さんにも、保育園で働くスタッフさんにも「こんな設備があるんですね!」と、驚かれます。初めて見る中和消臭器は、どのように運営するのか不思議なようです。
【業務用消臭器は馴染みがない?】
でも、中和消臭器の取り扱いやメンテナンスはとても簡単なんです。数ヶ月に一度だけ、本体に充填している消臭剤を交換するだけ。消臭剤はビーズ状のものを不織布にまとめてありますから、よくある液体の消臭剤とは違って軽いですし、液だれするといった煩わしさもありません。
【消臭剤を充填中】
さらに、排気ファンと連動させたり、タイマー制御で自動運転しておけば、日常管理は特に必要ありません。
【機器を通過する風量調整は必要】
とは言え、保育園にとって厨房排気用の消臭器など不慣れな設備ですので、開園後のアフターケアも弊社でしっかりフォローさせていただきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
※風量調整については前回のブログ『消臭器の運転に大事な風量調整』もご覧ください。
(田中)