飲食店排気のにおい対策でよく使われる脱臭法。
今日は光触媒脱臭法をご紹介します。
④「光触媒脱臭法」
光触媒脱臭法は、光触媒に紫外線を当てその表面に生成する活性酸素類
(ヒドロキシラジカル、スーパーオキシドアニオンなど)を
におい物質に接触させて酸化分解する方法です。
分解速度が遅いため、比較的低濃度の臭気に適していると言われています。
ただし、触媒表面が汚れると脱臭性能が落ちるため、
厨房排気では前処理として油煙除去が必要となります。
【メリット】
①紫外線を照射することで触媒は常時再生され、他に薬品や燃料を必要としない。
②洗浄すれば触媒機能を回復できる。
【デメリット】
①触媒部が汚れると脱臭効果が大幅に落ちるため、定期的な洗浄が必要。
②におい物質が光触媒に接触しないと反応しない。
③分解速度が遅いため、強い臭気の連続処理は困難である。
④紫外線光源の電力が大。
⑤定期的に紫外線ランプの交換が必要。