厨房排気の臭い対策でよく使われる脱臭法。
シリーズ最後は消・脱臭剤法についてご説明します。
⑦「消・脱臭剤法」
消臭剤(脱臭剤)とにおい物質との化学反応や吸着反応によって、
においを除去、または臭質を変化させる方法です。
消臭剤(脱臭剤)をスプレーノズルから噴霧して臭気に混合する噴霧式と、
気化させて混合する気化式に大別できます。
(当社の中和消臭方式は、気化式の消・脱臭剤法に分類されます。)
※また、消臭剤をスクラバーに注入する方法もありますが、
そちらは洗浄法として紹介しました。(洗浄法を参照)
【メリット】
①装置がシンプルで取り付けが容易
②イニシャルコストが比較的安い
③においが広範囲に広がっても対応できる
【デメリット】
①低濃度のにおい向け(高濃度臭気には不向き)
②消臭剤(脱臭剤)のにおいが問題になることもある
③原臭の発生量が大きく変動すると、対応が困難である